CEO Profile
代表取締役 社長
日本・イタリア・中国・ベトナムにおけるモノ作りに人生を捧げるカバン業界の侍
藤川 和也 (フジカワカズヤ)
1974年3月11日生まれ・寅年・魚座・血液型B型
●出 身 地:岡山県岡山市
● 出 身 校:専修大学 経済学部卒
● 好きな人:両親(目標)、家族(希望)、社員(同志)
● 好きな事:
サッカー歴30年以上(今も現役です) 好きなサッカーチーム FIORENTINA
● 目 標:日本人のカバンマエストロの育成。カバン・スポーツ・食を通じた子供達の育成
イタリアで起業して感じたバッグ市場の現状
私は日本人として中国・ベトナムで起業し、2017年の10月に初めてイタリアでバッグビジネスを立ち上げましたが、まず感じたのが、欧米向けのバッグオーダーの品質に対する意識の低さです。
国によって考え方は当然違ってくるとは 思いますが、やはり品質に対して世界一シビアなのは日本人だと思います。 イタリア向けのバッグ生産工場の現場では、抜き取り検査のスタイルは20年前から変化がなく、検査をしたという儀式だけが行われて、本来の意味をなさない検品業務が散見します。事前チェックの工場体制や、検査員への指導は まだまだ足りていません。また、イタリア向けのバッグ生産工場に対する単価も要求のレベルも、まだまだ低いと感じました。
ブランドイメージをとても大切にするヨーロッパの国々は、品質と生産コストのバランス維持のジレンマを抱えています。
イタリア人向けのビジネスをやろうと決心した訳
コスト削減のため、バッグの生産拠点をアジア地域で探しているイタリア人やヨーロッパの人を、中国やベトナムでたく さん見かけました。でも彼らの多くは、アジアに関する情報が足りずに、サンプルや価格だけで生産工場を選択し、品質や納期の面で失敗しています。
アジアでビジネスを成功させるには独自のルールへの認識や、全体的な人間関係が必要です。 弊社はアジア各地での工場ネットワークを中心に、お客様の要望に品質が合った工場の提案ができます。また現地への出張ができない場合は代りに弊社スタッフが商談、生産プロセスの確認、出荷前検査を代行することも可能です。
つまり、時間、費用、不良発生リスクを大幅に抑えることができるのです。現地での材料情報の不足や、サンプル管 理、貿易管理について詳細に把握している会社は稀少なはずです。
弊社は材料収集からサンプル作成、商品の生産 管理、出荷まで一貫して動くことができます。もちろん現地イタリア・ヨーロッパでの決済も可能です。
アジアとヨーロッパを繋げる橋渡しの役目を果たしたい。それが、イタリア フィレンツェで会社を作ろうと考えた理由です。
亡き妻、そして現在の妻への感謝の想い
私は前妻を癌で亡くしています。日本を飛び出して中国で起業し、拡大できたのは間違いなく、中国人の前妻の存在 のお陰です。さらにベトナムに進出し、イタリアまでビジネスエリアを拡げることができたのは、家庭を1人で守ってくれ ている現在の日本人の妻と家族や社員のサポートのお陰です。 私には、感謝している人、恩を返したい人、幸せにしてあげたい人、貢献してあげたい人がたくさんいます。 それら全てを実現するために日本・中国・ベトナムを通じて、私の残りの人生をすべてかけてでも、大好きなバッグビジ ネスで様々な貢献を果たしていく所存です。